七夕の夜に渋谷のBunkamuraに立ち寄ってみた。
懸賞で申し込んでいたプラハ国立美術館展の無料招待券が当選していた
からである。
展示内容は、17世紀のフランドル(ベルギー国内)の二大潮流である
ルーベンスとブリューゲルをはじめとするこの時代の画家たちの作品
であった。
ブリューゲル系の作品は、農民や自然を描いた緻密な描写の作品が
多く、ルーベンス系の作品は、宗教、貴族像、自画像などを描いた
躍動感のある作品が多かった。
どちらも工房の者たちによる作品で、技術を持った者がオリジナル
を複写して、製作している。この時代は、そういった製作過程が通常
のようだ。
ブリューゲル系の作品では「バベルの塔」はよかった。緻密な描写と
幻想的で壮大な塔の描写が○。
ルーベンス系の作品は当時の貴族の嗜好が読み取れた。少し気持ちの
悪い描写もあり、こういうのが当時流行っていたのかと感じた。特に
豊かな海産物の表現など微妙である。妙に生々しい。
とりあえず、勉強になりました。
余談であるが、実は美術館に行く前に「東京国際ブックフェア(TIBF)」
というイベントに参加してきた。
お台場ビッグサイトで毎年開催されている出版系のイベントなのだが
なかなか面白かった。
特に電子書籍関連のブースとGoogleブック検索のブースは必見で
あった。出版業界もIT化が進んでいることが体感できた。今後も
いろいろな新しいサービスが出現するのが楽しみだ。
ちなみに、各出版社も本を展示販売しているのだが、大手はブース
にも力が入っていた。
講談社のブースにバーバーパパシリーズの謎の物体が展示されていた
のでアップしてみる。
なんだろうね、このクモみたいな奇怪なキャラクターは。。。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル : 学問・文化・芸術
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