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NIPハンター

Author:NIPハンター
文化芸術に造詣の深い人物になりたいと思い立ってから、早数年。いまだになれません。

一方で「そんな昔のことは忘れたね」「そんな先のことはわからない」なんてシレっと言える人物にも憧れつつ。

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新書レポートVOL.9 デ-タの罠世論(せろん)はこうしてつくられる

データの罠―世論はこうしてつくられる (集英社新書)データの罠―世論はこうしてつくられる (集英社新書)
(2006/09)
田村 秀

商品詳細を見る

【今回の新書】

<書名> デ-タの罠世論(せろん)はこうしてつくられる
<著者> 田村 秀    <出版社> 集英社
<値段> 714円    4087203603
<発売日> 2006/9/15
http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=998117176X

【レビュー】 評価→★★☆☆☆(星2つ)

〈購入理由〉
タイトル買い。ちなみに今更だが「世論」と書かれたときは
「よろん」と読むより「せろん」と読むのが一般的だと知った。
(本文を読むとわかるが、著者は「せろん」と読ませたいようだ)

〈本の内容〉
前半は、新聞の世論調査、インターネット調査、テレゴングなど
の例を交えながら、無作為抽出やサンプリング手法についての
概念など、統計学のさわりともいえる内容に触れる。

後半は、ひたすら具体例をあげ、そのデータが以下に作為的で
恣意的かを述べていた。都道府県ランキングにはじまり、国別
ランキング、企業調査etc。

〈私の感想〉
かっこよくいえば、無作為性を損なうことは決してあっては
ならないという著者の想いが伝わってきました。しかし、実際
のところは統計データを、そのまま信じてはいけないのだと
洗脳しているように思います。
著者はわかりやすい具体例をこれでもかとあげ、洗脳してくのです。

もちろん、統計学的に有効回答率が60%に達しないと信用に
足らないだとか、科学的な無作為抽出であればサンプル数は
多くなくても有意義な結果が得られるなど、勉強になる話しも
ありました。

ただ、全体的には具体例ばかり続く印象です。
よく、こういった本に出てくる視聴率関連でビデオリサーチの
信頼性の低さについての話も出てきたりします。

具体例でちょっと興味深かったのは「経済効果の罠」です。
よく新聞に「xxxxの経済効果はxxxx億円」と見出しになって
いたりしますが、これは実は金のフローとしてどれくらい動いた
かを表したものであって、実際に発生した富ではないという
ことです。かつ、金のフローも経済効果がプラス面のもの
のみ楽観的に推測し、それらを足しているだけなので全然
現実味がないように思えました。

でも、ひとつもっともだと思ったことが書いてありました。
それは「まずは視覚化によるデータの雰囲気を感じ取ること
が大事」と述べていたことです。これは実際に、私の上司
からも言われたことのあるセリフで、感じ取ることは非常に
重要だと私も思っています。

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